2024年1月27日土曜日

神奈川フィル フレッシュ・コンサート Vol.18未来を奏でる新星たち

2024-01-16 @県立音楽堂



横山奏:指揮
神奈川フィルハーモニー交響楽団
トランペット:三村梨紗♭
ソプラノ:中野亜維里◇
バリトン:宮下嘉彦◆
バイオリン:ステラ・チェン#

フンメル:トランペット協奏曲変ホ長調 WoO.1(S49)♭
グノー:歌劇「ファウスト」から「宝石の歌」◇「出征を前に」◆
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」から「私は町のなんでも屋」◆「今の歌声は」◇
芥川也寸志:弦楽のための三楽章
プロコフィエフ:バイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63#





<神奈川縁の新星>と神奈川フィルの共演…とコピーがついている年もあるが、今年「神奈川」が抜けたのは19年エリザベート・コンでの優勝者ステラ・チェンが加わったからだろう。他の3人は横浜と川崎の住人らしい。

今回は18回目。その9回目に(阪田知樹と共に)登場した大江馨が今日は神奈川フィルのコンマスとして新星をサポートした。

今回は、Tp、Sp、Br、Vnと4人も登場したが誰も知らない人ばかり。みんな素晴らしい演奏・演唱で、これはいい!と思ったら、次の奏者で感動が更新されてしまう具合。

中で、一番の好みはBrの宮下くん。いやはやよく通るデカイ声だ。
「〜町の何でも屋」では歌の冒頭を、扉は開けてあったが姿の見えない袖から歌った。一瞬どこにいるのか分からず姿を舞台に探したが、そのうち袖から顔を出したので、袖で歌っていたことが分かった。それにしても、まるで舞台の真ん中で歌っているようだった。これは、彼の声量もさることながら、音楽堂の響の良さを再認識したことであった。

神奈川フィルの演奏では、単独で演奏した芥川也寸志の「弦楽のための三楽章」が音楽堂ならではのソリッドな響で美しかった。この曲は以前、読響定期にかかったが遅刻して聴き逃したので、今回が初聴きだった。これは実に名曲だと思うよ。

https://youtu.be/NDL3VfPv1ic?si=GPoh-HMxzudDTp1Y

♪2024-016/♪神奈川県立音楽堂-01