2024-01-11 @みなとみらいホール
カーチュン・ウォン:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
上原彩子:ピアノ
伊福部昭:7つのヴェールアの踊り
〜バレエ音楽《サロメ》から
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op43*
ベルリオーズ:幻想交響曲 Op14
-----------------
ラフマニノフ:音の絵 Op.39-5*
カーチュン・ウォンにハズレなし…とも最近は必ずしも言えないけど今日は当たりだった。というか、日フィルが巧い。
今日の弦はとくに良い響で、非常に満足。
昨日、喧しいのがウリ、みたいな演奏を長時間聴いたので、今日は弦の美しさをしみじみ味わった。こうでなくちゃ。
伊福部「7つの〜」は初聴きだったが、面白い。ホンに伊福部もハズレなしだ。
昨年、記念年で7回(うち1回は上原彩子)も聴いたパガ狂もやはりハズレなしの上原で大いに楽しめた。巧さが耳につかない巧さ。
幻想交響曲も昨年何故か5回も。うち最近の数回と今回では、小さな発見に驚くことが続いている。
カーチュン・ウォンは、処々に独自の節回しを聴かせていたが、それだけではなく、他の演奏では耳にしないようなフレーズが浮かんでくるのが、最近の「幻想〜」の共通体験だ。
僕の「幻聴」かもしれないが。
新年初回が秋季のフィナーレということで、1Fホワイエで記念の小宴が開催されたが、理事長の長い話の途中に退席した。