2022年8月10日水曜日

フェスタサマーミューザ2022 日本フィルハーモニー交響楽団 ≪入門者も本格派も歓迎のドイツ音楽プロ≫

2022-08-10 @ミューザ川崎シンフォニーホール




現田茂夫:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
ソプラノ:森谷真理*

J.S.バッハ:G線上のアリア
R.シュトラウス:4つの最後の歌*
ブラームス:交響曲第1番
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ブラームス:ハンガリー舞曲 第4番


長く通っているミューザで、予てから座ってみたい席があった。ミューザは音響面では魔法が創り出したかと思えるような優れたホールだけど、流石にこの席は最悪だろうと思われる席だが、ついに長年の念願を叶えた。

アマオケ公演では大抵舞台周りの席は売られないので畏れ多くも日フィルでやってしまった。
日フィルには申し訳なかったが、このオケの実力に十分敬意を払いつつ、今回は僕の好奇心を優先させた🙇🏻‍♂️

問題の席は3RA2列33番(3LA2列1番も同じ)だ。


いつも下から、仰ぎ見て、ミューザ2千席中最悪席ではないか?だとしたら、どんな響きがするのか?

着席すれば、それはもう、かつて見た事がない異次元の景色だった。
普通に座るとオケは遥か下に下手1/3しか見えない。それでもギリギリ指揮者は見える。少し前のめりになると半分くらいみえ、手すりから顔を出せば90%くらいは見える。

音は、十分な音圧を以て聴こえる。音は塊として聴こえるが、不思議な立体感を維持している。

が、Audio道で言えば、粒立ちも定位もよろしくない。

何より、下界で奏でられている音楽の渦中に自分が共存できていないという浮遊感を拭えず、最初から最後まで、僕は音楽を聴いていないと思った。



でも、秘密基地遊びをしているような楽しさがあった。寝袋持参で泊り込みOKかも。定宿にして音楽を堪能しながら、密かに蚕を育てるのもアリか。

♪2022-117♪ミューザ川崎シンフォニーホール-030