2017-10-24 @サントリーホール
小泉和裕:指揮
東京都交響楽団
アリーナ・イブラギモヴァ:バイオリン*
バルトーク:バイオリン協奏曲第2番 Sz.112
フランク:交響曲ニ短調
年明けにこれを書いているけど、ほとんど忘れてしまっている。
日記帳には、本日の都響のアンサンブルの響がよろしくないと書いている。サントリーホールでは時々そういうことがある。定期演奏会だから毎回席は同じなのだけど、響が良いと思うときと悪いと思う時がある。僕の体調の問題もあるだろうけど、少し前すぎるのかもしれないと思っているので、次季の更新の際に少し後ろに下がることにした。
響には満足できなかったが、好きなフランクのニ短調を久しぶりに聴いてこれはやはりとても良かったということがぼんやりと記憶にある。
アリーナ・イブラギモヴァは実は2度めだった。2015年の9月にパトリチア・ピツァラの指揮、東京交響楽団でモーツァルトの協奏曲第3番を聴いた。この時のコンマスはまだ大谷康子で、この女性達3人が作り上げる音楽にとても心地が良かった記憶がある。
が、今回のバルトークは、そもそも好みの音楽ではなく、あまり楽しめなかった。
ところで、しばらく時が経てばイブラギモヴァについてもすっかり忘れてしまうだろうから、自分の覚えのために、プログラムやNETで拾った彼女に関する情報を書いておこう。
1985年ロシア生まれというからこの時32歳だったのか。童顔のせいかずっと若く見える。ピリオド楽器とモダン楽器を使い分け、バロックから現代音楽までレパートリーは幅広いようだ。因みにYoutubeで探すとほとんどがJ.S.バッハでモーツァルトが少し。Amazonで検索するとCDの数が結構多いが、取り上げている作品はバロック、古典派、ロマン派だ。また、キアーロスクーロ四重奏団のリーダーとして古典派の四重奏のCDもいくつかあった。
モスクワで学び、1995年には家族とともにイギリスに移住。ユーディ・メニューイン・スクールと王立音楽院で学び、クロンベルク・アカデミー・マスターズ・プログラムのメンバーとなった。ナターシャ・ボヤルスキ、ゴルダン・ニコリッチ、クリスティアン・テツラフ、エイドリアン・バターフィールド等に師事。
♪2017-167/♪サントリーホール-03