2015年1月10日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第304回横浜定期演奏会

2015-01-10 @みなとみらいホール

小林研一郎(桂冠指揮者)
日本フィルハーモニー交響楽団


天羽明惠(Sop)*

J.シュトラウスⅡ:喜歌劇《こうもり》序曲
J.シュトラウスⅡ:
喜歌劇《こうもり》より「侯爵様、あなたのようなお方は」*
J.シュトラウスⅡ:トリッチ・トラッチ・ポルカ
レハール:喜歌劇《メリー・ウィドウ》より「ヴィリアの歌」*
J.シュトラウスⅡ:美しく青きドナウ
J.シュトラウスⅡ:《春の声》*

ドボルザーク:交響曲第9番《新世界より》
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アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 ト短調


オーケストラ演奏会としては今年の一番乗り。ニューイヤーコンサートだ。
そういう訳で、前半はヨハン・シュトラウスのワルツを中心に、ソプラノも入ったためかレハール「メリー・ウィドウ」からの1曲も加わった。

ニューイヤーコンサートであり、同時に日フィルの定期としては秋シーズンの最後ということもあって、指揮の小林研一郎御大自らマイクを取って御礼方々解説というか、ソプラノの天羽明恵とのおしゃべりなどがあった。こういうお客様サービスは上手だ。

この人の生演奏(録音や放送のばあいは決してやらないと思うが)は、これもお客様サービスの一環なのか、えらくケレン味たっぷりの指揮なので、僕はあまり好きではない。

まあ、正月気分でウィンナ・ワルツでの遊びはいいとして、ドボルザークでも、あの演出過剰な音楽を聴かされるのだろうか、と不安だった。

ところが、始まってみるとえらくオーソドックスなテンポ、間のとり方、大げさなクレッシェンドなどない。むしろ、端正な感じさえして、やっぱり曲に応じて遊びは封印するんだ。ああ、こりゃいいや、と思って気持ちよく聴いていたけど、終楽章の、もうちょっと辛抱してくれたら気持よく終曲するというところでやっぱりコバケン節が炸裂した。
大げさなテンポの変化、極端な最弱音から爆発的な大音量はどう考えても「音楽的」ではない。

アンコールのハンガリー舞曲第5番に至っては目も当てられない。
耳も当てられない?
一昨年の秋にも日フィルで同じことがあった。同じことを書くのは面倒なので、その時のノートをコピペしよう。

『…さらに驚いたのは、アンコールのハンガリー舞曲第5番だ。テンポがコロコロ変わり、えらくゆっくりな出だしから、急速な展開をするかと思えば、途中に置かれた<休止>では、<急死>かと思うほど長く音楽が止まっている。放送なら放送事故扱いだ。要するにケレン味たっぷりなのだ。
たしかに、サーカスの曲芸のような面白さはあるのだけど、違和感たっぷり。
でも、これは「炎のコバケン」の一夜限りの生演奏ならではのくだけた演奏をお客様に楽しんでいただこうという確信的サービスなのだろう。』

とかなり好意的に書いているけど、何度もこれでは辛い。
昨春の「悲愴」などではごくフツーだったのだけどな。

余談:
帰宅後録り溜めビデオで「らららクラシック」を見たら、ちょうどヨハン・シュトラウスの「美しく青きドナウ」を取り上げていた。
ウィンナワルツの構造には定型があって、序奏と終結部に挟まれたワルツの部分は全部で5つのワルツで構成されておりそれぞれがさらに2つの部分でできているそうだ。
コンサートの前に見たかったな。


♪2015-2/♪みなとみらいホール大ホール-02