2014-08-07 @ミューザ川崎シンフォニーホール
マックス・ポンマー:指揮
小山実稚恵:ピアノ
日本フィルハーモニー交響楽団
C.P.E.バッハ:交響曲ニ長調 Wq.183-1
(エマニュエル・バッハ生誕300年記念)
ベートーベン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
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アンコール
ベートーベン:エリーゼのために イ短調 WoO59
(小山実稚恵)
ブラームス:交響曲第2番から第3楽章
この日はたくさん歩き、相当疲れていたので、コンサートの前半は睡魔との闘いだった。
今日は、僕の大好物、ドイツの3B、と言いたいところだけど、BachがJ.S.Bachではなく、彼の次男のC.P.E.Bachだ。
C.P.E.バッハの「交響曲ニ長調」は先月も他のオケで聴いた。「交響曲ト長調」は2月に聴いた。生誕300年ということでなければあまり演奏会で取り上げられないが、ちょっと好奇心をそそられる作曲家だ。
こういう時代の曲は、どちらかと言うと睡魔の餌食になりがちだが…^^;
小山実稚恵さんのベートーベンは年初に5番を聴いた。
彼女くらいベテランとなると音楽に安定感がある。
それが安心感になり、ついうとうとしてしまった(…と人のせいにしていいのか!)。
楽章の切れ目は自覚していて、あ、第2楽章だ、第3楽章だ、なんて思いながら此岸と彼岸を行ったり来たり。
万雷の拍手で我に返った次第。もったいなくもお恥ずかしいことであった。
アンコールに彼女が弾いたのは、なんと「エリーゼのために」だった。プロの生演奏を聴いたのは初めてだ。
なんでこんな子供の練習曲みたいなのを選んだのかなと一瞬疑問がわいたけど、お子様用だという先入観が間違いなんだね。
第一旋律以外のテンポがものすごく早いので驚いた。わざとらしいタメのない疾走するエリーゼにすっかり覚醒!
トリはブラームスの第2番。
ブラームスの作品はなんでも好き!
でも、交響曲で言えば、一番馴染みの少ないのがこの第2番だったが、最近、第2番を聴く機会が多いのはうれしい。
全体に重厚長大の印象が強いが、その中で一番小ぶりで曲調も可愛らしい第3楽章が谷間の百合という感じか。
定期演奏会でオケのアンコール演奏は極めて少ない。
個人的には、大曲の後にアンコールは不要だと思っている。
用意されたプログラムでもう十分満ち足りているのに余韻を壊す場合があるから。
でも、今日のような、本番の中の短い癒し系1曲を再演奏するのは粋だ。
♪2014-77/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-09