2014年8月17日日曜日

読売日本交響楽団第73回みなとみらいホリデー名曲シリーズ

2014-08-17 @みなとみらいホール



川瀬賢太郎:指揮
読売日本交響楽団

シューベルト:交響曲第7番ロ短調 D759「未完成」
ベートーベン:交響曲第5番ハ短調 作品67「運命」
ドボルザーク:交響曲第9番ホ短調 作品95「新世界から」


夏休み企画なのか、いわゆる三大交響曲を一挙に演奏。
2000席を超える大ホールがほぼ満席だった。

「運命」は、先月、鈴木秀美指揮神奈川フィルでちょいと忘れられないような演奏を聴いたし、「新世界から」は、新しいところでは6月に横響で聴いたのが、しんみりさせてくれた。

「未完成」も色々と思い出のある作品で、この三大交響曲を川瀬賢太郎と読響の組合わせ(初めてではないらしい)が、どんな演奏を聴かせてくれるのか楽しみだった。

3曲とも、とてもオーソドックスな演奏(解釈)で、あまりにフツーなので、妙に納得するとともに物足りなさも感じた。
若い指揮者だし、生演奏なのだ(記録に残る訳ではない)から、もう少し”独自”な解釈があっても良かったのではないか。



オケの編成は、弦が厚かった。
ドボルザークはともかく、ベートーベンやシューベルトの交響曲にしては弦の編成が大きいのではないか。

他のオーケストラの場合に、チェロやコンバスの数は気になるけどバイオリンやビオラの人数を数えたりしないので、他のオケでも似たようなものかもしれないけど、今日の読売日響は、バイオリンだけで1st、2nd合わせて30人。
ビオラ12人、チェロ10人、コントラバス8人。
弦パート全体で60人だった。

それだけに重厚なサウンドを堪能できたが、シューベルトもベートーベンも、もし本人が聴いたらびっくりしたのではないか。


賢太郎氏、指揮台の上で文字どおり飛び跳ねての熱演。
気合が入っていた。

♪2014-78/♪みなとみらいホール-30