2014-01-11 @みなとみらいホール
阪哲朗指揮:日本フィルハーモニー交響楽団
●モーツァルト:《フィガロの結婚》序曲
●シベリウス:バイオリン協奏曲
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●J.シュトラウスⅡ:《こうもり》序曲
●ヨゼフ.シュトラウス:鍛冶屋のポルカ
●J.シュトラウスⅡ:ワルツ《芸術家の生涯》
●J.シュトラウスⅡ:トリッチ・トラッチ・ポルカ
●J.シュトラウスⅡ:美しく青きドナウ
アンコール
●J.シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲
今日のプログラム中大曲といえるのはシベリウスのバイオリン協奏曲だけど、この選曲には違和感があった。
もちろん、この名曲は僕も大好きで、シベリウスらしい北国の氷原を思い起こさせる張り詰めた緊張感の中で詩情たっぷりにバイオリンが咽び泣くのはとても好感。演奏も悪くなかった。
しかし、今日は、日フィルの横浜定期演奏会としてはニューイヤー・コンサートになるので、全体としては、それらしいプログラム構成なのに、シベリウスが混じってはどうも落ち着かない。これは他の機会に回してモーツァルトの軽め?の交響曲でも組合せてくれたほうが良かった。
で、後半のプログラムは、5日の神奈川フィル・ニューイヤー・コンサート(県立音楽堂:金聖響)の演目と、第1曲めと最終曲が同じ。さらにアンコールもやっぱり「ラデツキー行進曲」で同じ。
つまりは典型的なウィーン風ニューイヤー・コンサートだった。
それにしては、やや、気分が乗り切れないまま終わってしまった。県立音楽堂の2倍のキャパシティがあるみなとみらいホール大ホールで、ほぼ満席のお客さまの気持ちを乗せるには指揮者も容易では無いだろう。
数日違いでほぼ同じ内容のコンサートを聴き比べる結果になったが、音楽性とか技量とかは別にして、やはり、千人前後のコンサートホールでオーケストラを聴くというのが、かなり贅沢な楽しみであるなあと実感するとともに、金聖響のスター性を改めて再確認した…かな。
♪2014-03/♪みなとみらいホール大ホール-01