2019年12月7日土曜日

東京交響楽団 川崎定期演奏会 第73回

2019-12-07 @ミューザ川崎シンフォニーホール


マーク・ウィグルスワース:指揮
東京交響楽団

マーティン・ジェームズ・バートレット:ピアノ

モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K491
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」

年末になって鑑賞記録をチェックしていたら、漏れがいくつか出てきたが、何か書こうにもほとんど忘れてしまっている😱。

感想めいたものはないけど何を聴いたかくらいは記録に留めておこう。

モーツァルトのピアノ協奏曲第24番は弦10型のコンパクト。
対して「巨人」は大編成だ。
その対比が一層巨人を賑やかで面白くした…ということくらいは覚えている。

♪2019-199/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-27

2019年12月6日金曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会みなとみらいシリーズ第354回

2019-12-06 @みなとみらいホール


川瀬賢太郎:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から“第一幕への前奏曲”
B.A.ツィンマーマン:ユビュ王の晩餐のための音楽
ムソルグスキー(ストコフスキー編):展覧会の絵

ワーグナーとムソルグスキーの間に置かれたツィンマーマン「ユビュ王の晩餐のための音楽」が初聴き。全篇自作多作の引用で出来上がっているという。パッチワークのような作品だ。
変形しているが馴染みの音楽がちょっとずつ埋め込まれている。冗談音楽のようなものだ。

そこに、ワーグナー「マイスタージンガー前奏曲」もムソルグスキー「展覧会の絵」も埋め込まれてこの作品が前後両者を繋ぐ仕掛けだ。

「展覧会の絵」はラヴェル以外に色々編曲があるがナマオケではヘンリー・ウッド編。変わり種はEL&P版も渋谷公会堂のライヴで聴いた。今日はストコフスキー版でこれもだいぶ昔に聴いたことがある。

ラヴェルは管弦楽技法の名手だが、一方ストコフスキーはオケの響を知り尽くしているからには面白くない訳がない。
第一、ド派手で楽しい。
4管編成にHr8本。オルガンも加えて壮大な絵巻物に仕上がっている。
因みにヘンリー・ウッド版はかなり変わった編曲だったと記憶している。

♪2019-198/♪みなとみらいホール-56

ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ

2019-12-06 @フィリアホール


バイオリン独奏・コンサートマスター◎日下紗矢子
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ

パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調
ビバルディ:バイオリン協奏曲集op.8-1?4「四季」全曲
シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調 op.27(弦楽合奏版/日下紗矢子編)
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レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲「イタリアーナ」
モーツァルト:ディベルティメントニ長調 K136 第3楽章

ここ数年、僕のバイオリン界のマドンナにして百済観音=日下紗矢子率いるベルリン・コンツェルトハウスの来日コンサート。
これもほぼかぶり付きで聴き入った。
ありきたりの「四季」も独奏者によってずいぶん音楽が変わる。

先日のイ・ムジチ@サントリーは録画で視聴したが聴いていて恥ずかしくなった。あれでは「死期」だ。

日下紗矢子が痩身の長身と長い腕でしなやかにも激しく繰り出す四季は「士気」の塊。

気脈を通じた12人の仲間とのアンサンブルも語尾のトメ・ハネも揃えて≪合奏»の楽しさ・美しさを伝えてくれる。

グリーグの弦楽四重奏曲を日下が弦楽合奏に編曲したものは初聴きだった。
四重奏を単に3倍人数で演奏しているのではなく、処々原曲編成も織り込んで立体的に仕上がっていた。馴染みはなくとも、アンサンブルの面白さが十分伝わってくる。

アンコールがレスピーギの名曲で、もう最後までやられたって感じ。


♪2019-197/♪フィリアホール-03

2019年12月5日木曜日

砂川涼子 ソプラノ・リサイタル

2019-12-05 @紀尾井ホール


砂川涼子:ソプラノ
園田隆一郎:ピアノ
上江隼人:バリトン*

ビバルディ:歌劇「ジュスティーノ」から“喜びと共に会わん”
ビバルディ:歌劇「ポントの女王」から“私はジャスミンの花”
ヘンデル:歌劇「セルセ」から”喜び満ちて小川は”
ヘンデル:歌劇「リナルド」から”なんて素敵な喜び”
中田喜直/別宮貞雄:さくら横ちょう
ドナウディ:「古典様式による36のアリア」から
 ”私は望みを失ってしまった”
 ”いつかまた君に逢えるだろうか”
 ”私は心に感じる”
ロッシーニ:「ヴェネツィアの競艇」から
 第1曲 競艇前のアンゾレータ
 第2曲 競艇中のアンゾレータ
 第3曲 競艇後のアンゾレータ
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」から“おいでください、膝をついて”
ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクワーレ」から”準備はできたわ” with *、”天使の様に美しい” only *
グノー:歌劇「ファウスト」から “ああ、私が微笑んでいるのが見えるわ(宝石の歌)”
プッチーニ:歌劇「カルメン」から”怖くないと言ったけれど”
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」から“あなたの愛の呼ぶ声に”
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」から“氷のような姫君の心も”
-------アンコール
ヴェルディ:歌劇「椿姫」から第2幕第1場”ヴィオレッタとジェルモンの二重唱”

日本のソプラノを代表する大村博美に続いてもう一人のディーバにしてオペラ界の我がマドンナを、恥ずかしくて言えないくらいの最良席で終始照れながら至福の時を過ごした。

大村博美とは声質が違うから単純比較はできないが柔らかく透明感のある声がもう全身を癒してくれる。

こちらのプログラムも前半は知らない曲ばかりだったが、いずれも彼女にかかるとすっかり馴染んでいたものが引き出される様だった。

後半はオペラから名アリアの釣瓶撃ち。
アンコールも椿姫から長大アリア。

特筆したいのはオペラでもコンビが多い園田隆一郎のピアノ。
二人のコンビネーションの良さは実に好感。

♪2019-196/♪紀尾井ホール-3

みなとみらいアフタヌーンコンサート2019後期 ダニエル・ハリトーノフ:ピアノ・リサイタル 〜ベートーベン&ショパン〜

2019-12-05 @みなとみらいホール


ダニエル・ハリトーノフ:ピアノ

ベートーベン:
 ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 op.2-3
 ピアノ・ソナタ第14番「月光」嬰ハ短調 op.27-2
ショパン:
 12の練習曲 op.10
  第01番「滝」ハ長調
  第02番イ短調
  第03番「別れの曲」ホ長調
  第04番嬰ハ短調
  第05番「黒鍵」変ト長調
  第06番変ホ短調
  第07番ハ長調
  第08番へ長調
  第09番へ短調
  第10番変イ長調
  第11番変ホ長調
  第12番「革命」ハ短調 
 スケルツォ第3番嬰ハ短調 op.39
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ハリトーノフ:
 夜想曲第2番
 幻想曲第2番

4年前と2年前の同時期に同じ場所で聴いた。
音楽的生長の跡は…分からないけど、最初がチャイコフスキー ・コンクール3位入賞したての17歳で、今もまだ21歳のイケメン青年。ちょっと顔つきが大人びた。

今回はベートーベン・ソナタ2曲にショパンの練習曲作品10全曲ほか。

アンコールは自作2曲。
満腹にて候。

♪2019-195/♪みなとみらいホール-55

2019年12月4日水曜日

大村博美リサイタル

2019-12-04 @トッパンホール


大村博美:ソプラノ
中野正克:ピアノ*
*アルベルト・ヴェロネージから急遽変更

リスト:ペトラルカの3つのソネット
トスティ:あなたが望むなら
デュパルク:フィディレ
R.シュトラウス:《5つの歌》Op.39より 第4曲〈解き放たれて〉
アーン:私の歌に翼があったなら
グノー:オペラ《ファウスト》より〈宝石の歌〉
プッチーニ:太陽と愛/そして小鳥は
プッチーニ:オペラ《トスカ》より〈歌に生き、恋に生き〉
ジョルダーノ:オペラ《アンドレア・シェニエ》より〈私の亡くなった母が〉
--------------
マスネ:「マノン」より さようなら、私たちの小さなテーブルよ
グノー:アベマリア

前半は聴いた覚えのない曲ばかり。後半もオペラからは3曲で、全般に馴染みのない音楽が多かった。

間近で見る大村はデカイ。その体軀を生かしたブラスの咆哮の如き声楽は、さすがにオペラ歌手だと納得させた。

が、直前のピアニスト変更が不幸だった。また、周囲の客も騒ぎすぎで、残念也。

♪2019-194/♪トッパンホール -01

12月歌舞伎公演「近江源氏先陣館―盛綱陣屋―」/「蝙蝠の安さん」

2019-12-04 @国立劇場


①近松半二=作
『近江源氏先陣館』(おうみげんじせんじんやかた)
「盛綱陣屋」(もりつなじんや)一幕
        国立劇場美術係=美術

佐々木三郎兵衛盛綱⇒松本白鸚
高綱妻篝火⇒中村魁春
信楽太郎⇒松本幸四郎
盛綱妻早瀬⇒市川高麗蔵
後室微妙⇒上村吉弥
四天王⇒澤村宗之助
四天王⇒大谷廣太郎
竹下孫八⇒松本錦吾
伊吹藤太⇒市川猿弥
和田兵衛秀盛⇒坂東彌十郎
古郡新左衛門⇒大谷友右衛門
北條時政⇒坂東楽善
                      ほか

②チャールズ・チャップリン生誕130年
チャールズ・チャップリン=原作『街の灯』より
木村錦花=脚色
国立劇場文芸研究会=補綴
大野裕之=脚本考証
大和田文雄=演出
『蝙蝠の安さん』 (こうもりのやすさん)
    国立劇場美術係=美術

蝙蝠の安さん⇒松本幸四郎
花売り娘お花⇒坂東新悟
上総屋新兵衛⇒市川猿弥
井筒屋又三郎⇒大谷廣太郎
海松杭の松さん⇒澤村宗之助
お花の母おさき⇒上村吉弥
大家勘兵衛⇒大谷友右衛門
                                  ほか

高麗屋一門による「近江源氏先陣館―盛綱陣屋―」/「蝙蝠の安さん」。国立にしては珍しい2本立て。
「盛綱陣屋」はいかにも義太夫歌舞伎らしい本格派。
彌十郎がかっこいい。

「蝙蝠の安さん」はチャップリン「街の灯」を翻案した異色作だが、案外と良くできていた。

幸四郎と猿弥のやりとりの場面で、幸四郎のちょび髭が落ちてしまった。慌てる幸四郎に猿弥が「髭なしで何か面白いことをやれ」と囃し立てる。この場面は客席も大笑いだったが、てっきり、そういう演出だと思って観ていたが、実はそうではなく、髭が落ちたのは予期せぬ事故だったが、猿弥も幸四郎もアドリブで乗り切ったのだという。まあ、喜劇だから、どんな失敗が起こっても笑って済ませるからいいが、「盛綱陣屋」で白鸚のカツラが落ちたりしたらどうにも取り繕いもできないだろうな。

♪2019-193/♪国立劇場-15