2021年5月21日金曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第368回横浜定期演奏会

 2021-05-21 @ミューザ川崎シンフォニーホール


田中祐子:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団

神尾真由子:バイオリン*

ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブラームス:バイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ベートーベン:交響曲第5番《運命》ハ短調 op.67
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ハイドン:弦楽四重奏曲op33-2「冗談」(Hob.Ⅲ-38)第4楽章Presto

3本立てのうち、神尾真由子のブラームスVn協奏曲が一番聴き応えがあった。

今回は見た目の豪華さ(後述)も手伝ったが、風格を感じた。


発音がはっきりして曖昧さがない。


終楽章はもう少しハイテンポが好みだけど、しばらく進めば違和感も消えた。ま、なんていうか存在感があるな。


メインは「運命」だったが、些か食傷気味だし、40分のブラ協を聴いた後では期待はしていなかったが、小細工のないスッキリした小気味の良い音楽作りだった。

尤も、今日の日フィルは金管に瑕疵が目立ったが。


最近では珍しく、オケによるアンコールがあった。その時既に21時07分だったのに!

ハイドンの弦楽四重奏曲作品33-2、いわゆる「冗談」の第4楽章、仕掛けは知っていたのに、ついハイドンの仕掛けた冗談に乗せられてしまった😅。


音楽外であるが、一番インパクトがあったのは神尾真由子のドレスだ。クリムトの絵を思わせる金ピカだが、色合いは銀に近い渋さなので品は保っている。

こんな豪華なドレスを見たのは初めてかも。

上は諸肌出しだが、下は足も隠れるほど長く、腰の辺から同じ生地でできた折紙のような大きな飾りが付いている。


その腰巻きみたいにまとわりついている部分の布地だけで、ユジャ・ワンのドレスなら2着くらい作れるなあと思ったよ。


他の女性演奏家を思い浮かべて、誰ならこれを着こなせるだろうかとあれこれ考えたが、今のニッポンには神尾真由子以外にはおらんだろうな。


♪2021-046/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-09