2015年8月4日火曜日

フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2015 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 世界音楽紀行②フランス&アメリカ

2015-08-04 @ミューザ川崎シンフォニーホール


川瀬賢太郎:指揮
小川典子:ピアノ*
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

コープランド:市民のためのファンファーレ
ビゼー:カルメン第1組曲
アンダーソン:ピアノ協奏曲*
ビゼー:カルメン第2組曲
ラヴェル:ボレロ
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アンコール

J.ウィリアムズ:スター・ウォーズⅠから「アナキンのテーマ」


今日は、フェスタ サマーミューザ「世界音楽紀行」の2回目でフランスとアメリカの音楽だった。前回の読響がドイツとイタリアだった。
このシリーズはもう1回北欧編が予定されているけど、ほとんど意味のないテーマ設定だ。後付けのエクスキューズのような気がする。

さて、フェスタサマーシリーズでは、ミューザのホールの響を堪能したくて、プチ贅沢をして全5回ともS席をそれもいろいろ場所を変えて購入した。
前回の読響は2階席の中央最前列、今日は3階席の中央やや右寄り最前列。
と言っても、ミューザの場合は1階席が狭く11列しかなく(席数273)、2階と言っても舞台からは12列目、3階と言っても18列目だし、2階や3階が階下の上にせり出している訳でもなく、いわば大きな段差があるだけだ。他のホールでは1階席中央に相当する。

せり出しについては、周囲のバルコニーや3階では一部に上層のせり出しがあるけど、ほとんど気にならない構造だ。見上げれば高い天井があるだけ、と言っていい。
この特殊な構造がどこで聴いてもさほど響に変わりがない理由ではないかと思う。

そんな訳で、3階(階というより層と言ったほうが正確かも。)でも2階席で聴いた響と変わらなかった。まあ、厳密には違うのだろうけど、それより、オーケストラが出す音の響の差の方が大きいだろう。

実は、この日、最近緊張感をなくしている僕は午睡が長引いて遅刻し、前半を聴き損なった。
アンダーソンのピアノ協奏曲には間に合うタイミングだったが、曲間の入場では自席には座れず、立ち聴き席で聴かなくちゃいけないので、案内を断ってホワイエでモニター鑑賞した。

せっかく良い席を確保したのに残念なことだった。

ラヴェルの「ボレロ」は6月にN響で聴いているが、やはり敵わない。金管に難がある。今日だけではなく、いつも金管には不安がつきまとう。
神奈川フィルの残念なところだ。

常任指揮者、川瀬賢太郎氏。
情熱的だ。それでいて端正な曲作りでいつも好感できる。



♪2015-74/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-13