2026年1月22日木曜日

ランチタイムコンサート〜音楽史の旅 2025年⑤ 〜イギリスの弦楽器作品 チェロ〜

2026-01-22 @かなっくホール



弘田徹:チェロ

倉田莉奈:ピアノ
司会・解説:飯田有抄(音楽ファシリテーター)

エルガー:愛のあいさつ
R.V.ウィリアムズ:グリーンスリーブスによる幻想曲
(編曲:ワトソン・フォーブス)
R.V.ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの練習曲
F.ディーリアス:春初めてのカッコウの声を聴いて
(編曲:ジェラルド・バンク)
C.スコット:蓮の国
エルガー:朝の歌
エルガー:チェロ協奏曲 Op.85から第1楽章



チェロの弘田氏は新日フィルのメンバーでもあるが、それとは別にこれまで、石田組も含む室内楽で過去6回聴いている。今回が7回目で、ピアノとのデュエットなので、いわば、彼のリサイタルのようなものだ。

室内楽やリサイタルの場合は、かぶりつきが好きで、今日も最前列で聴いた。

ヤニの飛ぶような生々しい原音を聴くのが好きだが、一方で技量が丸出しになる。

もう少し、後ろの方で聴いていたなら、細かいミスに気が付かず、平穏に楽しめたかもしれないが、気分が乗れなかった。

特に、最後のエルガーのチェロ協奏曲の第一楽章は音楽担っていなかった。まあ、ピアノ伴奏でやるのが無理、というのではなく、そもそもがこの作品を消化できていなかったのではないか。

♪2025-007/♪かなっくホール-01

2026年1月17日土曜日

NHK交響楽団2054回A定期 1月公演

2026-01-17@NHKホール



トゥガン・ソヒエフ:指揮
NHK交響楽団


マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
 Ⅰアレグロ・エネルジコ・マ・ノン・トロッポ
  激しく、しかしきびきびと
 Ⅱアンダンテ・モデラート
 Ⅲスケルツオ:重々しく
 Ⅳ終曲:アレグロ・モデラート






演奏時間は実測86分だった。こんなものらしいが、17年にP.ヤルヴィがN響を振った時は82分だったから、4分も長いというのは、どこかの楽章が遅めだったのか、それともP.ヤルヴィが早かったのか。

3年に2回くらいの割合でしか聴かないのでほとんどいつ聴いても初聴きの印象だ。

そもそも、マーラーが好きじゃないというか、良さが分からない。俗っぽくて、長くて、旋律がブツ切れなので馴染めない。ベートーベンやブラームスなら絶対に書かないような音楽だな。いや、バカにして歯牙にも掛けないだろう。

しかし、大規模な管弦楽の妙を、極偶に味わうことができる。そういう時は、多くの人は、こういう点に痺れるのだろうな、と共感したりする。

でも、ソフィエフの指揮、というよりN響の本日のアンサンブルは、上出来だとは思わなかった。もちろん、偉い馬力で、熱演ではあったけど。

この曲に関しては上述の17年P.ヤルヴィがみなとみらいホールで(その年のヨーローッパツァーの直前の仕上げとして)演奏したものが、アンチマーラーも唸らせるほどに隙のない文句のつけようもない音楽に仕上がっていて(CD化されている。)、僕にとっては、この成功体験こそマーラー6番を聴く上で評価の物差しになっているので、結果、何を聴いてもちっと物足りないということになるのは、ある意味「悲劇的」だ。

ひとつ、良かったのは、この大曲が終わった時、客席も指揮者やオケと一緒に呼吸をしていたので、フライイングが一切なく、拍手歓声は、あるべき時を心得て自然発生的に起こったので、ホッとすると共に、みんながこの長時間を息を潜めて心を一つにしたのかもと思い、同じ釜の飯を食った戦友だな、と妙に感動ぽい気持ちになったことだ。


♪2026-006/♪NHKホール-01

神奈川フィルみなとみらいシリーズ定期演奏会第410回

2017-02-23 @みなとみらいホール



松本宗利音:指揮(しゅうりひと):指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団
ジュゼッペ・ジッボーニ:バイオリン*


ビゼー:序曲「祖国」Op.19
パガニーニ:バイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6*
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 Op.90「イタリア」
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タレルガ(リッチ編):アルハンブラの思い出*



宗利音(しゅーりひと)。この難しい名前の若い指揮者は、昨夏、突然登場した。シティ・フィル、N響、東フィルそして神奈川フィルと、5か月のうちにもう4回目の登場だ。

陽性な青年は、音楽もクセのない正統派で、とても好感が持てる。

ビゼー「祖国」は多分初聴き。
パガニーニはそう多くはないが、何度か聴いていて、ああ、この曲だったか、という感じ。ジッボーニという若手も初めてだったが、ストラディが良く鳴っていたし、神奈川フィルの弦が柔らかくて透明感があり、良いアンサンブルだった。

1番の楽しみは「イタリア」。
若い頃、本当によく聴いたな。
どの楽章も魅力に溢れているが、特に第2楽章の哀愁がいいね。これがあるから、1-3-4楽章が生きてくるよ。


♪2026-005/♪みなとみらいホール-01

2026年1月15日木曜日

東京都交響楽団 第1023回 定期演奏会Bシリーズ

2026-01-15 @サントリーホール



ダニエーレ・ルスティオーニ:指揮
東京都交響楽団
フランチェスカ・デゴ:バイオリン*

ブラームス:バイオリン協奏曲二長調 op.77
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 op.34
レスピーギ:交響詩くローマの祭>
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パガニーニ:24のカプリースから第13番「悪魔の微笑み」*
J.S.バッハ:無伴奏バイオリンパルティータ第2番ニ短調BWV
1004からサラバンド*




独奏のデゴ嬢を聴くのは4回目だが、うち3回の指揮がルスティーオーニだ。ネトレプコを聴きにゆくとエイヴァゾフもいるようなものか(尤もこのカップルは別れたらしいが。)。

ともかく、夫唱婦随か婦唱夫随か知らないけど、仲良きことは善き哉とも言っておれないのではないか。デゴ嬢はいろんな指揮者と共演して音楽性を磨いてゆくべきだろうな。

愛想の良い人で、ずいぶん前に彼女のFBに来日を楽しみにしていると書き込んだら、ちゃんと返事してくれたので、それ以来ファンだ。

でもなあ…。
ブラームスはあまり似合っていないような気がしたな。
悪くはないのだけど。

今日の演奏に関しては、やはりメインの<ローマの祭>が派手好き?の都響とも息が合って、誠に賑やかなお祭り騒ぎを楽しんだ。

それにしても高域弦のキンシャリは、やはりどうにもならんか。

♪2026-004/♪サントリーホール-01

2026年1月9日金曜日

新日本フィル:すみだクラシックへの扉#35

2026-01-09 @すみだトリフォニーホール



ユアン・シールズ:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
反田恭平:ピアノ*

ウェーバー:「オベロン」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595*
ブラームス:交響曲第4番ホ短調 op.98
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モーツァルト:トルコ行進曲*





迂闊にもメガネを忘れて行ったら、音の聴こえ方もすっきりしなかったよ。

ちょうど1年ぶりの反田君。初めてモーツァルトを聴いた。先日のNHKのザルツブルク音楽祭の放送で、モーツァルトの弾き振りをやっていたが、ショパンやラフマニノフが好物かと思いきやモーツァルトが大好きと言っていたなあ。

それに態度が良くなった。
以前は、演奏の前後にコンマスと握手もしないということもあったが、今日は紳士的に振る舞っていたし、以前のような、ギラギラしたところがなく、かと言って、愛想が良い訳でもないけど、全体に穏やかな印象を与えた。

音楽も、モーツァルトだから当たり前かもしれないが、決して煌びやかではなくとても端正で好感が持てた。

初めて聴いたユアン・シールズ君も若手にしてはとても渋い。オーソドックスで、わざとらしいところがなくて好感持ったよ。

最後に、日本語であいさつしたが、プログラムを見ると、大阪生まれで13歳で渡米したそうだ。今後に要注目かな。

2026-003/♪すみだトリフォニーホール-01

2026年1月8日木曜日

とつかニューイヤーコンサート2026

 2026-01-08 @さくらプラザホール



遠藤香奈子:Vn
遠藤和歌子:Pf*

1宮城道雄:春の海
2クライスラー:3つのウィーンの古い舞曲歌
 1愛の喜び
 2愛の悲しみ
 3美しきロスマリン
3クライスラー:中国の太鼓
4ラフマニノフ:ヴォカリーズ
5ブラームス(遠藤香奈子編):ハンガリー舞曲第5番
6岡野貞一:もみじ
7ショパン: 変奏曲イ長調「パガニーニの思い出」*
8サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
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美しきロスマリン




これも正月恒例の演奏会で、都合のつく限り毎年通っている。

都響のVn2の首席、遠藤香奈子さんと妹の和歌子さんの美形姉妹のデュエットリサイタルで、休憩なし70分ほど。

知る限り、毎回「春の海」で始まる。初春らしくていい。

都響はあまり好きなオケではないけどAB定期の僕の席からは、香奈子さんが正面で、いつもにこやかな笑顔だ。

リサイタルというより、地元の戸塚周辺のお知り合いの皆さんとの同窓会みたいで、いつもアト・ホームな雰囲気がとても好感できる。


曲目も、お馴染みのものばかり。
気楽なお演奏会で、今日も心地よく楽しんだ。

それにしても、小ホールは音のいいところが多いが、さくらプラザホールも、横浜市内では、かなっく、リリス、ひまわりの郷と並んでとても響きが良い。

かぶりつきで聴きたいのは、何も目の保養だけではなく、ピアノやバイオリンの原音の良さを味わいたいからでもある。


♪2026-002/♪さくらプラザホール-01

2026年1月3日土曜日

バレエ「くるみ割り人形」

2026-01-03 @新国立劇場



指揮】冨田実里
【振付】ウィル・タケット(レフ・イワーノフ原振付による)
【音楽】チャイコフスキー
【編曲】マーティン・イェーツ
【美術・衣裳】コリン・リッチモンド
【照明】佐藤 啓
【映像】ダグラス・オコンネル

【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
【合唱】東京少年少女合唱隊

【クララ/金平糖の精】柴山紗帆
【ドロッセルマイヤーの助手/くるみ割りの王子】井澤駿

バレエ:チャイコフスキー「くるみ割り人形」
全2幕

予定上演時間:約2時間10分
第Ⅰ幕 50分
  休憩30分
第Ⅱ幕 50分



毎年3日は「くるみ」で鑑賞始め。
楽しみにしていたが大いに失望‼️

今回から演出が大幅に変わった。
これが意味不明。物語に入ってゆけない。

冒頭舞台上で児童合唱が加わるなど(バレエだぞ!)音楽も多少変更されている。

一幕最高の見何処・聴き処の雪の精の踊りがあっけらかんとして神秘性ゼロ‼️
従来のバルコニーからの天使のヴォカリーズが無い‼️
ピットで歌ったようだ。
残念無念。

二幕は元々ドラマは取って付けたようなものだけど、美旋律で世界の踊りの釣瓶打ち。

しかし、国際色消してコックやウェイターの踊りになっている。なんで泡立て器持って踊るのか?
最後は夢オチで強引な幕引き。

余談:終演後のCCが撮影OKだったと知ったのは終わってホワイエに出てから。
「シンデレラ」ではアナウンスや張り紙で周知徹底されていたが、きちんとアナウンスしろ‼️


♪2026-001/♪新国立劇場-01