2019年3月17日日曜日

輝けるテノール 錦織健テノール・リサイタル

2019-03-17 @みなとみらいホール


錦織健:テノール
多田聡子:ピアノ*

サン=サーンス:ノッテ・ステラータ〈星降る夜〉
ニーノ・ロータ:ロミオとジュリエット
ショパン:別れの曲
スッペ:恋はやさし野辺の花よ
服部良一:蘇州夜曲
多忠亮:宵待草
滝廉太郎:荒城の月
大中恩:しぐれに寄せる叙情
武満徹:小さな空
武満徹:死んだ男の残したものは
喜納昌吉:花
宮沢和史:島唄
バッサーニ:眠っているのか、美しいひとよ
カッチーニ:麗しのアマリッリ
スカルラッティ:すみれ
プッチーニ:「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」より “マリア”
ビクシオ:マリウ愛の言葉を
ラカジェ:アマポーラ
モリコーネ:ネッラ・ファンタジア 
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ドビュッシー:月の光*
QUEEN:We will Rock you
      伝説のチャンピオン
  Love of my life
              Don't stop me now

「輝けるテノール」と題された独唱会。相変わらず輝いていたなあ。この人は話が(様子も)おかしいのでいつも本当に楽しめる。
「第九」などのソリストでの登壇とは人格が異なるようだ。

前半日本の歌、後半伊国の歌、Encはクィーンで大サービス。あんたはチャンピオンだよ。

♪2019-031/♪みなとみらいホール-11

2019年3月15日金曜日

国立演芸場03月上席

2019-03-15@国立演芸場


落語            瀧川鯉斗⇒転失気
曲芸            鏡味よし乃
落語            六華亭遊花⇒麦札
バイオリン漫談  マグナム小林
落語            雷門助六⇒代りめ
      ―仲入り―
落語    三遊亭遊之介⇒真田小僧
俗曲            桧山うめ吉
落語            三遊亭遊三⇒柳田格之進

二つ目瀧川鯉斗は近々真打になるらしいが、見所があった。今後も精進を続けてくれたらいいが、真打になって成長の止まる噺家のなんと多いことか。

今席の楽しみは遊三の「柳田格之進」。好きな人情噺だ。
が、大いにがっかりした。
筋書きを語るだけで、物語になっていない。遊三といえば、81歳。真打になってから半世紀以上だが、それでもこんな程度だ。三代目志ん朝のCDでも聴いてしっかり勉強して欲しいよ。

うめ吉姐さんも相変わらず声が小さくてこのままだとダメだよ。
鏡よしの乃の1人曲芸に目新しさはないが好感。

♪2019-030/♪国立演芸場-04

2019年3月14日木曜日

みなとみらいアフタヌーンコンサート2019前期 川久保賜紀 & 小菅優 デュオ・リサイタル

2019-03-14 @みなとみらいホール


川久保賜紀:バイオリン
小菅優:ピアノ

ブラームス:バイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」作品78
  〃  :バイオリン・ソナタ第2番イ長調 作品100
  〃  :バイオリン・ソナタ第3番ニ短調 作品108
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シューマン:「3つのロマンス」から第2曲 作品94-2
ブラームス:「FAEソナタ」から第3楽章スケルツォ

先月イブラギモヴァ&ティベルギアンで聴いたばかりの同じプログラムを(この時は小ホール)、今日は同じみなとみらいホールの大ホールで。

あいにくこのアフタヌーンコンサート・シリーズではうっかりして先行発売に出遅れて良席が得られず、真ん中だが列番20番台。あまりに遠い。オーケストラならこの辺も一興だ(個人的にはもっと前が好き。)が、独奏・二重奏を含む室内楽となると音源から離れすぎだ。

音は聞こえるが音楽が聴こえてこない。

イブラギ〜の、前から2列目のど真ん中という、演奏家の息遣いが聴こえるかぶりつきで聴いた至福の時と、つい比べてしまうと、もう隔靴掻痒・切歯扼腕で妄想ばかりが駆け巡った。

このシリーズ前期だけであと4回と思うと悲しくなる。
尤も今回はイブラギ〜の印象が鮮明だったせいもある。
家でCD回しているような音だったが、残りはなんとか態勢を立て直して演奏に集中できるように努めよう。

♪2019-029/♪みなとみらいホール-10

2019年3月10日日曜日

新国立劇場オペラ「ドン・ジョヴァンニ」

2019-03-10 @新国立劇場


指揮:河原忠之(オペラ研修所音楽主任講師)
演出・演技指導:粟國淳(オペラ研修所演出主任講師)
装置:横田あつみ
照明:稲葉直人(ASG)
衣裳コーディネーター:加藤寿子
舞台監督:須藤清香
合唱⇒新国立劇場合唱団
バレエ⇒新国立劇場バレエ団
管弦楽⇒新国立アカデミーアンサンブル

新国立劇場オペラ研修所
 第19期生、第20期生、第21期生、賛助出演:松中哲平(16期修了)
ドン・ジョヴァンニ⇒高橋正尚
ドンナ・アンナ⇒平野柚香
ドン・オッターヴィオ⇒水野優
ドンナ・エルヴィーラ⇒十合翔子
レポレッロ⇒伊良波良真
マゼット⇒井上大聞
ツェルリーナ⇒斉藤真歩
騎士長⇒松中哲平

新国立劇場オペラ研修所修了公演
モーツァルト:オペラ「ドン・ジョヴァンニ」
【全2幕 イタリア語上演/字幕付】

予定上演時間:約3時間15分
第Ⅰ幕90分
 --休憩20分--
第Ⅱ幕85分

新国立劇場に設置されているオペラ研修所というところはそもそも入所するのが大変難関なのだそうだ。司法試験に合格してから入所する司法研修所みたいなものか。
3日間の公演に日替わりで出演した研修生というのも、各自半端なキャリアではなく、ほぼ全員が音大・大学院を卒業し、海外留学やコンクール入賞、オペラ出演経験済みで入所してくるというから、アマチュアとはいえない経歴の持ち主ばかりだ。

修了公演といっても本格的なもので、中劇場での公演だったが、ナマのオーケストラがピットに入って、舞台もそこそこのものが作られていた。

そういう基礎的な実力は備えた人達による公演なので、全体としてはちゃんとオペラが楽しめる結構良い出来だった。

が、やはり百戦錬磨のプロとは一味違う。
歌唱力もさることながら一番物足りないのは演技力かな。
歌唱時は演技していても、待っている時間が役になりきっていない感じだった。
それで観ている側の感情移入が十分にできない。

なんて偉そうに、無責任なコメントをしているが、今後も継続する大変な努力と幸運に恵まれて世に出るスター歌手がこの中から生まれるかもしれない。そうあってほしいね。


♪2019-028/♪新国立劇場-02

2019年3月9日土曜日

読売日本交響楽団第110回みなとみらいホリデー名曲シリーズ

2019-03-09 @みなとみらいホール


シルヴァン・カンブルラン:指揮
読売日本交響楽団
サラ・ルヴィオン:フルート*

イベール:寄港地
イベール:フルート協奏曲*
ドビュッシー(ツェンダー編):前奏曲集
ドビュッシー:交響詩「海」
----------------
ドビュッシー:シランクス*

カンブルラン事実上横浜最後の舞台…のせいか、オケも良い緊張感に包まれて得意の仏音楽集で見事な演奏を聴かせて有終の美を飾った。
イベール「寄港地」は初聴きだったが、まるでドビュッシー。夢見心地でイタリアの港を周遊。Fl協はルヴィオンのハッタリ不足!

首席Flの感じで、独奏Flならもう少しメリハリつけても良かったのでは。
が、Encでパンの笛をやってくれたのは嬉しかった。長く聴いていなかった。
後半ドビュッシの前奏曲集はツェンダーによる管弦楽版。原曲も馴染みが薄いが、この作品は日本初演だった。どおりで聴いたことなかったよ。

シメはドビュッシー「海」。今日の読響の管・弦・鍵・打のアンサンブルの美しさがここにきて極まった。かくも精緻な演奏は滅多に聴けない。
盛大な拍手歓声はお世辞ではなかった。カンブルランも満足げで良かった。
僕はというと遠藤さんと2度目が合った…のでこれもちと嬉しい。

♪2019-027/♪みなとみらいホール-09

2019年3月5日火曜日

国立演芸場03月上席

2019-03-05@国立演芸場

落語    柳家ほたる⇒猫と金魚
落語            柳家小八⇒唖の釣
音曲漫才      めおと楽団ジキジキ
落語            林家きく麿⇒陳宝軒
落語            柳家小里ん⇒蜘蛛駕籠
     ー仲入りー
漫才            ホームラン
落語            橘家文蔵⇒寄合酒
奇術            マギー隆司
落語            柳家小満ん⇒盃の殿様

聴く側の態勢も不十分だったが、大入りの割には盛り上がらなかった。
漫才の「ホームラン」がせいぜい「ヒット」を飛ばしたのが1番の上出来で、肝心の落語に聴くべきモノなし。
真打に上がってしまえば落ちることがないという世界も緊張感を欠いているよ。

♪2019-026/♪国立演芸場-03

2019年3月2日土曜日

日本フィルハーモニー交響楽団 第345回横浜定期演奏会

2019-03-02 @みなとみらいホール


ダレル・アン:指揮
日本フィルハーモニー交響楽団
周防亮介:バイオリン*

【輝け!アジアの星☆第11弾】
マイアベーア:歌劇《預言者》より「戴冠式行進曲」
ラロ:スペイン交響曲ニ短調 op.21*
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル:《ダフニスとクロエ》第2組曲
-----アンコール-----
タレガ:アルハンブラの思い出(無伴奏バイオリン版)
サティ(ドビュッシー編):ジムノペディ第1番(管弦楽版)

マイアベーアって、名前は知っているけど作品に関しては全く知識がなかったが「戴冠式行進曲」は聴き馴染みのある曲だった。とはいえ、オーケストラ演奏で聴くのは初めてだ。おそらく、吹奏楽で聴いたことがあるのだと思う。Youtubeで探してもHitするのはほとんど吹奏楽版だ。

そのせいか、どうか、日フィルの演奏もまるで吹奏楽のようだった。そういう譜面なのだからそれでいいのだけど。

さて、今日のプログラムは、スペイン交響曲以下ドビュッシーもラヴェルも華やかな管弦楽技法が駆使されているものばかり。その華やかさの大部分は増強された多彩な管楽器と珍しい打楽器が担っている。
その華やかな<管・弦楽>を、最初に聴いたマイアベーアの<吹奏楽>の印象をそのまま引き摺って聴くことになってしまった。
つまり、本日の演奏は<日フィル吹奏楽団>に弦楽アンサンブルが付属したような感じに終始した。

そういう音楽なのだから、それが悪い訳ではないし、華やかなオーケストレーションを楽しむことができたのだけど、どうも弦楽アンサンブルの部分が弱く聴こえてしまう。
以前なら、同じ音楽を聴いてなんの違和感もなかったし、これぞ管弦楽の楽しさと受け止めていたのに、この日の演奏は、いつも鳴りの良い日フィルの弦楽パートの魅力はほとんど発揮されない。
そんな不審を抱きながら聴いていると、ラロもドビュッシーもラヴェルも、音楽の良い部分はほとんど管楽器に任せ、弦は音楽の下支えだったり、ボリュームを付けることにしか使っていないような気がしてきたけど、本当かなあ。

ところで、スペイン交響曲で独奏バイオリンを担当した周防(すほう)亮介は初聴きだった。
名前から男だと分かっていたが、チラシなどの写真では女性のようでもある。衣装や靴もおよそ男らしさがない。そういう趣味らしい。それをよしとする生き方を認めなければならない面倒な世の中だ。男なら男らしくしろ!なんて時代錯誤なことを言っていたらこの社会からつまみ出されそう。バイオリンさえ上手に弾いてくれたらそれでよし。

…ところが、出だしのソロの音程が微妙に外れた。
ここでも最初の印象に最後まで引き摺られ、注意深く音程チェックしながら聴くことになってしまった。そして、全体として音程に甘い、という結論に達した。

最初に<音程事故>がなければそんな聴き方はしないのだけど、これはお互いに不幸なことだ。

ま、音程の少々の甘さはさほど問題にはならない。
生演奏だし、どんな名人・上手にも稀にはあることだ。そういうことを気にせず弾きまくる大ベテランを聴いたことがある。ロストロポーヴィチも晩年は大甘だった。そんなことよりもっと大切なものがあると言わんばかりだ。
そうかもしれない。
でも、そう言えるのは熟成して良い味が出るようになってからだろう。

僕にとっては、どんな味よりも先ず以てピッチが大切だけど。

♪2019-025/♪みなとみらいホール-01