2019-01-10 @サントリーホール
大野和士:指揮
東京都交響楽団
パトリツィア・コパチンスカヤ:バイオリン*
シェーンベルク:バイオリン協奏曲 op.36*
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB106(ノヴァーク版)
微睡(まどろみ)が感受性を高めるのは真実だ。
激しく眠い上にシェーンベルクの作品だというのに裸足で操るコパチンのバイオリン独奏がかつてないほどビンビンと響く。都響もぴったりシンクロして上出来だ。
さらに後半のブルックナー交響曲第6番の出来栄えはどうだろう。これがいつもの都響かと耳を疑うようなアンサンブルの馬力ある美しさ。
6番は聴く機会も馴染みも少ないにも関わらず、なんとも心地が良い。
加えて、今日のサントリーホールは、普段と違って〜乾燥していたのだろうか、非常にクリアな響きで驚いた。
音楽だけでなく、拍手までがサラウンドで粒立っている。
これは微睡みが齎した幻聴?それともリアル?
♪2019-002/♪サントリーホール-01