2019-01-15 @東京文化会館
大野和士:指揮
東京都交響楽団
イアン・ボストリッジ:テノール*
ブゾーニ:喜劇序曲 op.38
マーラー:《少年の不思議な角笛》から〜*
ラインの伝説/
魚に説教するパドヴァのアントニウス/
死んだ鼓手/
少年鼓手/
美しいトランペットの鳴り渡るところ
プロコフィエフ:交響曲第6番変ホ短調 op.111
3曲ともナマでは初聴き。おまけに好みではないのが揃った。
でも、いずれも抵抗感なく楽しめた。
「不思議な角笛」。
NHK音楽祭2017でバリトンのマティアス・ゲルネも歌っているが今回はテノールのイアン・ボストリッジ。この人は2016年にも大野+都響でブリテンの歌曲を聴いた。
あまり、ドラマティックではないのでオペラよりこういった歌曲に向いてる感じがしたな。
ゲルネの放送録画で予習しておいたのも心地良い鑑賞を助けた。
が、演奏中に客席からの無粋な雑音は興を損ねた。
プロコフィエフの交響曲第6番も、案外親しみやすかった。
これまで1番、5番くらいしか聴いていないし、それもお仕着せだ。今日の演奏で一歩近づいた感あり。
オケは前回のB定期同様、弦が美音で驚く。
今年に入ってからコンサートは4回目(都響2回、日フィル、東響)だけど、このうち都響と東響は平均的に満足度が低く悪口を書くことが多かったが、どうしてだろう、年が改まってからのコンサートはいずれも満足度が高い。
不満の第一は弦の高域の不快音なのだけど、それがほとんどない。
音響面で難があるサントリーホールや文化会館でさえ、とても良い響きに聴こえるのだから不思議で、両耳から大きな耳垢がぽろっと落ちたのだろうか。
身体の変調なのかもしれないから、喜んでもおれないかも。
♪2019-005/♪東京文化会館-01