2019年1月19日土曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会 県民ホール名曲シリーズ 第3回

2019-01-19 @県民ホール


小泉和裕:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」組曲第1番から
 “剣の舞”
 “バラの乙女たちの踊り”
 “レズギンカ”
ビゼー:「アルルの女」第2組曲 
リスト:交響詩「レ・プレリュード」
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」
 第1幕前奏曲 “モスクワ川の夜明け”
チャイコフスキー:荘厳序曲「1812年」

序曲、前奏曲などの名曲小品集。いずれも耳馴染みばかりで、気楽に楽しんだ…と言いたいところだが、実のところは響が気になって聴きながら何がおかしいのか、なぜ満足できないのか、ずっと考えていた。
こんな風に批判的に音楽を聴くのはアマチュアの楽しみとしては邪道かもしれないなあ、ということも併せて考えてみたり…。忙しい。^^;

県民ホールは音響的にはNHKホール、文化会館らの系譜にあり元々残響が少ないホールだが、それにしても乾いた響だった。

外気乾燥の影響もあったのかもしれない?

各パートの混ざり具合がしっくりこない。

特に、最後の、序曲「1812年」冒頭の低弦とVaの重奏は美しかった。が、これも徐々に木管、金管が加わって厚みを増してゆくと旋律パートが埋もれた部分もあり満足できない。

響が潤いに乏しい。

神奈川フィルの今年最初の演奏会だが、昨年最後の演奏会(「第九」)も県民ホールの同じ席で聴いた。
その際は、豊かな響を聴かせてくれたのだし、常日頃聴く響とは明らかに違っていた。今日は、実力が発揮されていない。
やはり、乾燥した空気のせいだったのだろうか。
だとしたら、エアコンがノーコントロールだな。
あるいは、自分の耳が乾燥した外気に触れていたためにその環境に合わせたチューニングをしていたのかもしれない。

♪2019-006/♪県民ホール-01