長原幸太:バイオリン
福川伸陽:ホルン
三浦友理枝:ピアノ
【第1部】
●クララ・シューマン:ロマンス イ短調(ピアノソロ)
●R.シュトラウス:アンダンテ(ホルン&ピアノ)
●ブラームス:スケルツォ ハ短調 WoO2~F.A.Eソナタより 第3楽章(ヴァイオリン&ピアノ)
●ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 Op.40
【第2部】
●ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2《鐘》(ピアノソロ)
●チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ Op.34(ヴァイオリン&ピアノ)
●グラズノフ:エレジー 変ニ長調 Op.17(ホルン&ピアノ)
●ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67(ホルントリオ版)
バイオリン(長原幸太⇒読響コンマス)、ホルン(福川伸陽⇒N響首席)、ピアノ(三浦友理枝)という珍しい編成のトリオ。
第Ⅰ部ドイツ音楽集では、自らホルンを演奏できたというブラームスによるトリオ、第Ⅱ部ロシア音楽集ではショスタコのピアノ・トリオのチェロパートをホルンが演奏するという編曲版トリオがメインで、他にピアノと各奏者のデュエット等。三浦はソロ含め出ずっぱり。
チャイコフスキーとラフマニノフ以外は全部初聴きだった。
響きとして解け合いそうにもないとんがった編成だが、福川のホルンが冴えているからか、ブラームスのトリオは、こういうのもありかなと思わせたが、ショスタコでは弱音器を使ったり奏法を苦心してチェロの代わりを務めたが、これはなかなか苦しいところ。
まあ、変わり種を聴かせてもらったということで。