2018年3月14日水曜日

国立演芸場3月中席

2018-03-14@国立演芸場


講談 神田真紅⇒名月若松城
漫才 宮田陽・昇
講談 神田紅⇒南部坂雪の別れ
奇術 山泉ポロン
落語 柳亭楽輔⇒笠碁
  ~仲入り~
落語 春風亭柏枝⇒時そば
落語 桂米福⇒てれすこ
紙切り 林家今丸
落語 三遊亭圓遊⇒紺屋高尾

珍しく講談が2曲あった。
神田真紅は前座(パスした。)の次に出たが落語でいう二ツ目なのだろうか、それとも講談にはそういう資格制度はないのだろうか。いずれにせよ、あまり上手ではなかった。
でも、話は結構面白いのでその先も聴きたいのだけど、寄席の講談は時間がいつも不足する。これから面白くなるというところで、ちょうど時間となりましたで終わるのが腹立たしい。

神田紅の「南部坂雪の別れ」は以前にも聴いたことがあって、そっくり同じにならぬよう工夫してあるが、自分の芸を自慢しているようではもう伸びないのかな。


今日は初めての演者が多かった。
春風亭柏枝もそのひとり。変わった芸風で、馴染みにくい。「時そば」も変形版だった。自分でも自分の噺がつまらないと思ったか、話終えてから踊りを踊ったが、巧いのか下手なのか分からない。
桂米福も初めて。「てれすこ」は面白い噺だけど、まずまずか。
林家今丸の「紙切り」は話芸の方も嫌味がなくて好感。
三遊亭圓遊(五代目)はかなりの風格があると思うが、イマイチ乗れなかった。「紺屋高尾」はいい噺なんだけど、好みの芸風とは語り口が違う。これを味と思えば楽しめるのかもしれないが。
単に噺を聴いているだけだけど、これで、「話芸」についてあれこれ考えさせられるよ。


♪2018-029/♪国立演芸場-04