2025-01-05 @ミューザ川崎シンフォニーホール
城谷正博:指揮
新交響楽団
ジークフリート:片寄純也
ブリュンヒルデ:池田香織
ミーメ:升島唯博
ワーグナー:舞台祝祭劇《ニーベルングの指環》から
第2日《ジークフリート》ハイライト
(演奏会形式・日本語字幕つき)
第1幕 第3場から:霊剣ノートゥングの再生(ミーメ/ジークフリート)
第3幕 第2場より:森の中のジークフリート(オーケストラ版)
第3幕 第3場:ブリュンヒルデの目覚め(ジークフリート/ブリュンヒルデ)
指揮の城谷は新国の音楽ヘッドコーチで、飯守泰次郎の薫陶を受けたワーグナーの専門家らしい。同劇場での「ジークフリート/ハイライト版」や「チェネレントラ」の指揮を経験しているし、新国オペラトーク(動画)でもお馴染み。
池田香織はリングの全作でブリュンヒルデほかを聴いている。最近ではシティ・フィルとの「トリ・イゾ〜愛の死」に痺れた。
片寄純也と升島唯博は聴いたことがありそうな名前だけど…と思いながら記録を手繰ったら前者は「ラインの黄金」2回、「フィデリオ」1回を、後者はまあいろんな作品で過去12回も聴いていたよ。あまり大きな役ではないので記憶には全く残っていなかったけど。
この両者にとっては、今回はかなり大きな役を歌ったことになるのだろうな。
池田は後半にしか登場しない(枡島は前半のみ)が、さすがの貫禄で、こちらがタイトルロールみたい。イゾルデでもそうだったが、本来はSpの役だけど、なんの苦もなく歌えるらしい。声域の違いや舞台での立ち位置での違いからか、男声よりも明瞭でかつ力強い(枡島には声量不足を感じた)。
本来は6時間近い作品を休憩を含め約2時間に圧縮したが、筋は分かっているので、これはこれで十分聴き応えがあった。
ところで、新交響楽団というアマオケは初めて聴いたが、かなり強力なオケだ。独奏パートでやや不本意なところもあったけど、弦なんかこれでアマ?と思わせる良い出来。
ハープ4台、Hr8本(Wt持替4本)、Tp4本、Tb4本、Tymp2組…よく揃えたものだ。弦の編成はもちろん16型。
スペクタクルな音楽を朗々と響かせて、驚きました。
♪2025-002/♪ミューザ川崎シンフォニーホール-01