2024-09-01 @鎌倉芸術館
平野桂子:指揮
金沢区民フィルハーモニーオーケストラ
ベートーベン:交響曲第3番変ホ長調 作品55「英雄」
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調 作品56「スコットランド」
近くて便利なのだけど、キャパが小さいせいか、都内からはちょっと距離があるせいか、ここでプロオケは聴いたことがないよ。
今日は、縁もゆかりもない金沢区民オケに何故行ったか?
指揮の平野桂子さんが好きだから。
アマオケでしか聴いたことがないけど、結構美形で、愛嬌があり、話も上手。伯林コンツェルトハウスのマルヴィッツと同じくP席で見たい!指揮者だ。活躍の場が広がることを期待しているよ。
超久しぶりの芸術館。
音響が良いのに驚いた。残響がやや長すぎるけど、そのせいでアマオケの欠点も見事にカバー。
形もキャパも大田区民ホール・アプリコによく似ていて、やっぱり、コンサートホールは、舞台はプロセニアムで客席はシューボックスが、間違いが少ないなあと思ったよ。
2曲とも弦の編成は同じ(管も?)9-8-7-7-4というコンパクトで、標準形に比べるとずいぶん歪だ。
でも、弦の高域も(残響のおかげもあって)とてもすっきりとして透明度が高い。自由席なので珍しく2Fに上がって聴いたが、音圧も十分。
管楽器は、ここぞというところで瑕疵が散見されたが、まあ、お愛嬌だ。
ふたつの3番は、いずれもTbが使われていない。
これまで、プロオケで何十回聴いたか分からないが、Tbの不在を不足に感じたことはなかったが、今日は、ここでほしいなあ、と思うところが何度もあった。
やはり、弦が薄かったからなもしれない。