2024-04-13 @すみだトリフォニーホール
佐渡裕:指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団
角野隼斗:ピアノ*
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変口短調 Op.23*
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
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J.S.バッハ:羊は安らかに草を食み 変ロ長調 BWV208-9*
弦楽セレナーデ Op.48から第2楽章ワルツ
以前は好ましいと思っていた佐渡ちゃんも、昨年末の「第九」でちょいと違和感を感じた。
それ以来の登場で、今回は初めて聴く人気者の角野隼人とどんなチャイコを聴かせてくれるのか?と半ば不安混じりだったが、不安的中。
出だしのオケは良かったが、どうもPfのテンポが速い。オケとの会話が成立していないような気さえした。爆走するチャイコだ。
このテンポは指揮者と独奏者のどちらが決めているのだろう?少なくとも両者納得しているのだろうが、僕の耳は追いついてゆかなかった。
角野のピアニズムは華麗で、リストが生きていたらこんなふうに弾くのだろうかと思いながら聴いたが、落ち着きがなかった。
後半のチャイコ5番も第1楽章のテンポが”自在に変化”するのがちょっと耳障りだった。
佐渡ちゃんはもうしばらく、要観察だよ。
2024-051/♪すみだトリフォニーホール-03