2024年3月9日土曜日

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第393回定期演奏会

2024-03-09 @みなとみらいホール


広上淳一:指揮
神奈川フィルハーモニー管弦楽団

スメタナ生誕200周年
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」(全曲)
 Bedrich Smetana / Má vlast
第1曲:ヴィシェフラド
 No.1 Vysehrad
第2曲:ブルタヴァ(モルダウ)
 No.2 Vltava
第3曲:シャールカ
 No.3 Sárka
第4曲:ボヘミアの森と草原から
 No.4 Z ceských luhủ a hájủ
第5曲:ターボル
 No.5 Tábor
第6曲:ブラニーク
 No.6 Blaník





「わが祖国」全曲版は、長らく最初の2曲しか馴染めないでいたが、ここ数年来だんだん良くなる法華の太鼓だったので、楽しみにしていたが、今回、初めて全曲版の面白さに目覚めた。
睡眠不足で出かけたが、なぜか一睡もせず!刮目して全曲を聴き終えた。

全6曲は、なかなか面白く作ってあるな。
第3〜第4曲もいいけど、特に5曲と6曲目が、ワクワクさせた。
ひょっとして、スメタナは大まかには1-2、3-4、5-6の3部構成にしたのではないだろうか?
プレトークも聞かず、プログラムには何にも書いてなかったが、3部構成として捉えると全体の構成感がはっきりした…気がした。

神奈川フィルは、持てる力を最大限発揮したように思う。
特に管楽器が見事。

スコア表記だとホルンは4本だが、今日は8本。その頂点が坂東ちゃんで、上手いね。実に安心感がある。

ところで、第1曲の終盤に、序曲「1812年」の行進曲みたいなのと同じ旋律が出てくるのが予てから気になっているが、今回も解説では言及していなかった。

半年ぶりの広上センセイ。髭を蓄えていたが全然似合わないよ。

♪2024-036/♪みなとみらいホール-06