2025-02-14 @東京オペラシティコンサートホール
藤岡幸夫:指揮
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
東京シティ・フィル・コーア
ブラームス:交響曲第3番へ長調 作品90
伊福部昭:交響頌偈「釈迦」
好漢・藤岡ちゃんのプレトークが面白かった。
今日の2曲を指揮する幸福を熱弁したが、演奏も力が入り、リハもしっかりできたか、とても美しいアンサンブルだった。
特に、伊福部の、初聴き「交響頌偈(じゅげ)『釈迦』」の素晴らしいこと。
日本の音楽なのに、旋律が、西洋音楽に慣れた耳にはとてもエキゾチックで、土着の匂いやら哀愁やらがポコポコ立ち上る。
ほとんど単旋律で、重音も部分的にあったと思うけど、それは主要な旋律をこっそり味付けしている程度だ。
それで全曲にわたって、すっきりと掌握できる。
聴き終えて、取りこぼしがなかったとつくづく思った。
こういう経験は滅多にない。
帰りの車中ではすっかり忘れてしまっているのだけど。
前半のブラームスも大好物だが、これも良かった。
シティ・フィルとしては久々のヒットだと思ったよ。
♪2025-022/♪東京オペラシティコンサートホール-02