2021-01-21 @さくらプラザホール
遠藤香奈子:Vn
遠藤和歌子:Pf
宮城道雄:春の海
中田章:早春賦
ショパン:華麗なる大円舞曲
クライスラー:レシタティーヴォとスケルツォ・カプリス
ビバルディ:「四季」から「冬」、「春」
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
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ドボルザーク:ユーモレスク
二人の地元、戸塚駅前のホールで、もう6回目の新年演奏会だそうな。
今回初めて出かけた。
さくらプラザホールという会場も初めて。
冒頭のピアノの響きにまずはびっくり。それを追うバイオリンの響きも素晴らしい。
こんなによく鳴るホールだとは吃驚!
特に音響のために贅を尽くしたとはとても思えない簡素な造りなのに、みなとみらい小ホール・東京文化会館小ホールにもヒケを取らない豊かな響きだ。
こういう響きだったら、音階練習でさえ音楽になりそう。
で、姉妹の演奏も心地よい。
残響に埋もれる事なくバイオリンもピアノも発音明瞭。
加えて自前MCに表れる姉妹の人柄の良さ。
都響のマドンナ・香奈子さんの方は都響定期でいつもにこやかにしておられるのを拝顔しているが、今日もMC中は笑顔を絶やさず、客席を暖かく包み込んでくれた。
演奏曲はいずれもライトなものだったが、響きの良さと人柄の良さが相まって、大満足の75分だった。