2025年11月16日日曜日

NISSAY OPERA 2025 オペラ『サンドリヨン』

2025-11-16 @日生劇場



指揮:柴田真郁
読売日本交響楽団
演出/振付:広崎うらん
美術:松生紘子
衣裳:武田久美子
照明:中川隆一
合唱指揮:安部克彦

サンドリヨン(リュセット):金子紗弓*
シャルマン王子:山下裕賀
妖精:横山和美
ド・ラ・アルティエール夫人:星由佳子
パンドルフ:河野鉄平
ノエミ:別府美沙子*
ドロテ:北薗彩佳*
 *は初顔


J・マスネ『サンドリヨン』

原作:シャルル・ペロー「シンデレラ」
台本:アンリ・カーン
作曲:ジュール・マスネ

全4幕 原語:フランス語上演 日本語字幕付(新制作)

予定上演時間:2時間50分
第Ⅰ-Ⅱ幕幕…75分
 休憩 20分
第Ⅲ-Ⅳ幕 75分



先月、新国でバレエ「シンデレラ」を観て、今日は日生でオペラ「サンドリヨン」だ。ついでに「チェネレントラ」も上演されたら観にゆきたいな。

生舞台は初めてで、放送・ビデオでは18年のMETのディスクを持っているが、ここではJ・ディドナートがサンドリヨンを、アリス・クートが王子を歌っている。
2人とも声種はメゾだ。

マスネは、王子は最初からズボン役のメゾを想定したが、サンドリヨンはリリック・ソプラノを想定したらしいが、実演ではディドナートのように、メゾが歌うことも少なくないそうだ。

当然、2人のデュエットもあるが、メゾ同士より、リリック・ソプラノとメゾの方が面白いと思うよ。

今日のプログラムに歌手の声種が書いてなかったので、サンドリヨンを歌った金子紗弓を聴いたら、こりゃソプラノだろうと思って聴いていた。

念の為に劇場を出る時に、制作担当に金子の声種は何かと聞いたら、ソプラノです!と自信たっぷりに言う。
まあ、そうだろうな、と思って安心して帰宅…後、NETで調べたら、なんと、彼女もメゾだったよ。

まあ、メゾとソプラノって相互乗り入れみたいな声質だから、人によっては演目で歌い分けている人もいよ。

それにしても、なんでメゾ同士のペアにしたのだろうか?


肝心の内容。
まあ面白かった。METのディスクを観ているので比較はできないけど、最近流行りのプロジェクターマッピングの活用で、舞台装置や美術も検討。衣装も手抜きせずに豪華に仕上がっていた。かぼちゃの馬車がもう少しリッチにして欲しかったな。

耳馴染みのアリアもないが、抵抗なくスルスルと入ってくる音楽で楽しめたよ。


2025-151/♪日生劇場-02