2025年10月3日金曜日

クァルテット風雅 山崎伸子プロデュース 輝く若手演奏家による「未来に繋ぐ室内楽」Vol.9

2025-10-03 @フィリアホール



クァルテット風雅
 落合真子:第1バイオリン
 小西健太郎:第2バイオリン
 川邉宗一郎:ビオラ
 松谷壮一郎:チェロ
山崎伸子:チェロ(特別出演)*


ベートーべン:弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調 Op.41-1
オンスロウ:弦楽五重奏曲第15番ハ短調 Op.38「弾丸」*
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ベートーベン:弦楽四重奏曲第6番から第3楽章





山崎伸子が主導するシリーズ9回目。
前半は若手カルテットによる王道の2曲。

後半は、いつも(だと思う)のように山崎センセイが加わって五重奏なのだけど、コの選曲がなかなか難しい。チェロ2本の5重奏曲はビオラ2本ほど多くはないし、よく演奏されるのが決まっているからなかなか選曲が難しいのかも。

それで、今日はオンスロウという作曲家(1784-1853)の作品で、作曲家の名前も初聴き、音楽も当然初聴きだった。

ベートーべンが1770-1827、シューマンが1810-1856なのでベートーべンより14歳若く、シューマンより26歳年上だ。

音楽は、基本的にはその時代の作品なんだけど、この曲(タイトルが「弾丸」という!)に関しては実に風変わりだ。

自分自身が狩猟中に中で頭を撃ったそうで、その時の痛み(第1楽章)、発熱と錯乱(第2楽章)、回復期(第3楽章)、治癒(第4楽章)を表現している。
そう言われればそうかもという感じだが、調性音楽としては、こんな劇的な内容を表現するには物足りないなと感じたよ。..



♪2025-132/♪フィリアホール-07