2025-04-30 @東京文化会館
下野竜也:指揮
東京都交響楽団
東京混声合唱団*
トリスタン・ミュライユ:ゴンドワナ(1980)
夏田昌和:オーケストラのための<重力波>(2004)
黛敏郎:涅槃交響曲(1958)*
黛敏郎の作品て、聴く機会が少ない。演奏機会が少ないから。
今日の「涅槃〜」は初聴きだった。
オケが大(舞台)と小(左右の客席)が2セット配置された。舞台後ろには合唱団。
冒頭から、ものすごい低音が左から、鐘の乱舞が右から聴こえるのだけど、どこから?
後ろを振り向けば分かったのだけど、何やら恥ずかしいし、黙って、どこでやっているんだろうと想像しながら強力なサラウンドを楽しんだ。
いわゆるバンダとは違って、終始鳴っていたような気がするが、どうだったか?
梵鐘の周波数をサンプリングして微分音で再構成したとか…。そういうのに根っから興味ないし、第一聴き分けられない。
ただ、よく分からないまでも、不協の音の洪水に格闘して、化け物のような音の世界を聴かせる特大管弦楽は、上野の都響にはよく似合うよ。
♪2025-055/♪東京文化会館-05