2024-12-25 @東京文化会館
小泉和裕:指揮
東京都交響楽団
新国立劇場合唱団
ソプラノ:迫田美帆
メゾソプラノ:山下裕賀
テノール:工藤和真
バリトン:池内響
ベートーベン:交響曲第9番ニ短調「合唱付き」作品125
小泉師の「第九」は少なくとも3回目。それに師のドイツもの、特にベートーベンは頻繁に聴いているので、なんとなくしっくりくる。
一昨日の大植劇場の超「第九」の後だから余計に「正統」さが際立つ。ケレンはないし遊びなんてとんでもない。求道者のような「第九」が喉越し良く、何の引っかかりもなく腹に収まった。こういう「第九」も素晴らしい。
2-3楽章の間に独唱者が入った。そこで客席から躊躇いがちな拍手が起こった。師はやや振り返ってそれを制したが、すぐには収まらなかった。
小泉師の時には余計なことして彼の神聖な時空を歪めちゃいけないんだよ。
♪2024-183/♪東京文化会館-09