2025-07-03 @東京オペラシティコンサートホール
松本宗利音:指揮
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
上野耕平:サクソフォン*
ドボルザーク:交響詩「英雄の歌」作品111
ミヨー:スカラムーシュ 作品165*
逢坂裕:アルトサクソフォン協奏曲
(上野耕平委嘱作品)*
ブラームス:交響曲第2番二長調 作品73
同じホールで4日前に読響を聴いた。
こう言っちゃ悪いが、オケの出来は断然読響がよろしい。
しかし、席が違った。
シティ・フィルはお気に入りの指定席だが読響の場合は横浜定期の振替だったので、今日と同じ列だが右翼席だった。
それで今日の第一声を聴いた時に、おお、これだよ!と思った。左右のバランスが取れているということがこんなに精神衛生に良い事かと痛感した。
どこのホールでも、左右翼席でも20列前後まで下がればそんなに気にならないだろうが、僕の場合列もほぼ中央なので席番がセンターからズレると音までズレて聴こえるから神経に負担が大きい。
指揮の松本宋利音は初めてだったろうか?
この妙な名前には見覚えがあるので聴いたことがあるような気もするが、ざっと記録を当たったが出てこない。「宋利音」は「シューリヒト」と読むそうだ。
これじゃ子供の頃は揶揄われて大変だったろうなあ。
指揮ぶりはとても好感した。
まったく奇を衒うところが無く、大好きブラームスでは僕の頭の中で出てくるママが「実演」されているようにシンクロできた。
まあ不満もある。弦のざわめきがもっと線一本に収斂しないものか。それとダイナミックレンジが例えば60-100位の範囲に感じたが、せめて30-100位にならんものか。よく鳴るホールだけにTuttiではパート毎の旋律が全部「合計」して聴こえるよ。
♪2025-087/♪東京オペラシティコンサートホール-07