2025-06-06 @東京オペラシティコンサートホール
藤岡幸夫:指揮
東京シティ・フィル管弦楽団
合唱:東京シティ・フィル・コーア**
戸澤哲夫:バイオリン*
安川みく:ソプラノ**
大西宇宙:バリトン**
ベートーベン:バイオリン協奏曲二長調 作品61*
ヴォーン・ウィリアムズ:カンタータ「我らに平和を与えたまえ(ドナ・ノービス・パーチェム)」**
前半はCMの戸澤氏の就任30年の祝賀の選曲と独奏でベートーベンVn協。これが全般的に元気がなくてがっかりしたよ。カデンツァはベートーベンがPf協へ編曲した際の自作のVn版だったと思う。最近、このティンパニーとの対話を聴くことが多い。
後半は、熱血漢藤岡氏が大好きだと言うVウィリアムズのカンタータ。プログラムには約40分とあったが、実演は36分くらいだった。
初聴きだが、もう冒頭から漂う香りは、英国風でノスタルジックだ。ホルストやエルガーでも感ずる英国民謡風の音階なのか旋法なのか知らないけど、ドイツ音楽の長調や短調とは別の世界で、なんだか懐かしい感じがするのは、アジアにも共通する5音音階なども取り入れられているのかも…と無責任に感じながら聴いた。
どういう物語が紡がれているのかは、藤岡ちゃんのプレトークで大体分かったので歌詞を見ることもなく雰囲気を味わった。
合唱、オルガンとSp、Brの独唱も良い感じで、これはもう一度聴いてみたい。
ただ、全曲はもう少し長いだろうと思っていたのと、最後が消え入るように終わるので、不意に終わってしまったような物足りなさは残った。
♪2025-072/♪東京オペラシティコンサートホール-05